車検で入庫したジャガーですが、ヘッドライト検査で落ちてしまいました。
このライトはガラス製で、内側のくすみ曇りで光量が足りないみたいでした。困ったことに、バルブの穴が小さすぎて内側の清掃がしにくくい仕様。掃除以外の方法はないかと色々考えてみました。
まずはライトそのものの交換。新品部品だと片側10万円くらい。リサイクル部品を3か所の業者にあたってみましたが、何処にもありません。ヤフオクで調べてみると片側2万円~3万円位でした。自己責任で買うにはちょっと高すぎます。今回は購入はせず、交換は却下となりました。
このジャガーは平成7年式ですが、走行距離はまだまだ28,000㎞です。シャッター付き車庫に保管されているお車ですが、ここまでくすんでしまったみたいです。
それでは作業開始です。まずは、車輌からヘッドランプ4つを外し、小さいバルブ穴からマイナスドライバーに布を巻き付け、シンナーで少しづつ地道に拭き上げてゆきました。コンパウンドでもミガキこんだ後、綿棒を使い綺麗に拭き取っていきました。少しは透明感も出て来たようで、なんとかここまで仕上げる事が出来ました。
片側2個のライトを左右(ランプ4個)同様に磨き込み、作業時間は3時間。かなりかかってしまいましたが最終仕上げでガラスコーティングを塗り込んで終了です。あとは車検が通る事を祈るだけです。
出来るだけの事はやってみました。
今回の車検は通っても、2年後、次回の車検では通らないかもしれません。その時は左右ヘッドライトを全交換・新品部品を使っての30万円コースの車検代になってしまうかもしれません。
翌日の再検査。車検場に行き、書類作成~提出、車検場のコースに並び、祈るような思いでコースに進入。ヘッドライト検査機の前で光量検査・・・!! なんとか車検が通り、ほっと一息です。
状況を伝えてあったお客様に、合格した事をお伝えすると大変喜んでくださいました。
輸入車は、色々な事がありますね。「何か」は付きモノ、今後もあの手この手を使って頑張って行きます。
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